栄光のエクソダス 二児のパパになった三十路クライマーのブログ

紆余曲折を経て二児のパパになった三十路クライマーの育児ブログ

背中を火傷してても背負えるバックパックをレビュー。肌着とベストにこだわるのが肝

実は背中と肩に火傷を負って皮膚移植手術を経験しています。

個人によっては術後にケロイド状態になり、腫れて触れるだけで痛かったりします。

5年以上経過した現在でこそは軽めのリュックなら背負えるようになりましたが、

当初は空のバックパックすら背負えませんでした。

腰荷重とはいえバックパック自体が4キロ前後あったので

その重さと摩擦に肌が耐えられませんでした。

火傷の後遺症

ケロイド状にミミズ腫れして痛い、過敏
汗腺が無いため汗と油分が供給されず乾燥してヒビ割れする

 

火傷でも背負えるバックパック

バックパックの方にかける部分がもろに火傷痕に擦れるため
痛くないバックパックを探すのに苦労しました。

バックパック自体のフィット感ももちろんですが、周辺の改善も意外と重要だったりします。

皮膚への負担を最小限にバックパックを背負う為に
  • 肌着はストレッチが効くものをしかし化繊はNG
  • ベストで摩擦を減らす
  • ULスタイルを取り入れる
  • 超軽量バックパックを選ぶ

肌着はストレッチするものを、しかし化繊はNG

化繊アンダーは速乾性に秀でている為、肌を乾燥させ過ぎます。

夏場は特に問題ないのですが、冬場は乾燥している為背中の火傷部がひび割れを起こします。

皮膚移植の際に汗腺が無くなってしまったため、

水分(汗)と油分が供給されず常人よりも乾燥しやすくなります。

メリノウールのアンダーは乾燥肌に最適

肌着の為にあるような素材。それがメリノウールです。

化繊アンダーと比べると、ウールの速乾性能はマイルドです。

そのため乾燥させ過ぎず肌が潤います。

肌を保湿して良い状態保つことはとても重要なこと。

初めからひび割れた皮膚では何を背負ったって痛いに決まってます。

保湿の観点から言うと綿素材でもいいのですが、綿は一度濡れると中々乾きません。

夏場はグッショリ濡れたままあの感触さえ我慢せれば良いだけの話ですが、冬場はそうはいきません。

寒空の下肌着が濡れたままだと汗冷えして風邪をひいてしまいます。

その点、メリノウールは湿っていても保温効果が落ちづらい為、オールシーズン着用できます。

www.takeabreakoutdoor.com

ベストは緩衝材

メリノウールで肌のコンディションを保ったらその上にベストを羽織りバックパックからの負荷を緩衝します。

理想は通気するダウン、化繊ダウンのベストです。

中綿クッションが衝撃を吸収

中綿がクッションになりバックパックからの負担を補ってくれます。

一番痛いのはバックパックのショルダーハーネスや背面の硬い部分が当たった時。

中綿があれば衝撃と痛みはかなり緩和されます。

中綿は厚いほど効果的ですが、蒸れるので薄手の化繊中綿のものを選択しましょう。

中綿がベアリングの様に摩擦を削減

更に中綿は衝撃吸収の役割だけでなく、ベアリングのように摩擦を削減します。

バックパックと身体の間にレイヤーがあるほど肌への摩擦刺激が無くなります。

化繊インサレーション(中綿)の利点
  • ダウンよりも汗抜けが良い
  • 濡れても保温性が落ちない
  • フリースのように洗濯機で洗える

グースダウンよりも汗抜けが圧倒的に良いです。

グースダウンは羽毛が外に飛び出さないようにするために表地がとても丈夫に気密に作られています。

従って通気性が非常に悪いです。

体表でかいた汗は内部に篭りびしょ濡れになります。

しかも一度濡れたグースダウンは保温能力が著しく低下するために冷えて風邪を引きます。

グースダウンはあくまで防寒・休憩着。行動着ではありません。

一方で化繊中綿は保温性もさる事ながら柔らかく繊細なため、羽毛のように表地を突き破って外に出て行く心配がありません。

その為、生地には通気性の良い素材を選択することができます。

その通気性能故、薄い化繊ダウンなら冬場限定で行動着としても着用が可能です。

しかも化繊ならではの疎水性のお陰で濡れた時も保温機能が低下しません。

おまけに洗うときは他の化繊素材、例えばフリースのように普通に洗濯機でワシャワシャ洗うことができます。メンテナンスも非常に容易なら為、近い将来、完全にグースダウンと置き換わる日も近いでしょう。

化繊でもダウンは冬用、夏は化繊ベストを

通気性が良いとは言え春先になるともう化繊ダウンは暑くてきれないでしょう。

そんなときは薄手のフリースベストやウインドシェルベストがおススメです。

摩擦や衝撃の緩衝効果はダウンより落ちますが、一定の効果はあります。

火傷持ちでも背負えるランニング用バックパック
  • 軽いは正義
  • 柔らかい事
  • 腰荷重が利いている事
  • ショルダーハーネスが幅広

結構めんどくさいです。

健常者を羨むこともしばしば。

今まではゴツいデザインを好んでましたが、もはや無理。

 

 

 

ランニング用バッグパック・軽いは正義

1〜2kgでも軽量の部類に入るバックパック界。

ランニングバッグは殆どが500g以下。

ランニング用バックパックはバックパックとベストの中間のようなもの。

背負うと言うよりは羽織るや着る感じです。

とにかく軽くてまるでなにも背負っていいないような感覚。

その分収納性は犠牲にしており、中に入るのは水と軽量カッパくらい

本当に必要最小限しか入りません。まあトレラン用ですからね!

ウルトラライトスタイルのデイハイクくらいなら何とか使えます。

私は通勤でも使用しました。水筒とお弁当くらいは入ります。

何よりも背負い続けても痛くない事に感動しました。

アークテリクス・ノーバン14ハイドレーションベスト

ランニングバックパックの中でも大型に分類されます。

クライミングシューズ、ハーネス、チョークバック、くらいなら余裕で入ります。

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アークテリクス・ノーバン14ベスト クライミングギアは全部入る
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背面には付属の水嚢袋が入る
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開口部はロールトップ。くるくるねじってふたを閉めます。
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ショルダーハーネスには収納がいっぱい。財布もペットボトルも入ります。

バックパック自体の重さは何と300gを切ります。(公式では256g)

ランニング用バックアップの為、流石背中への摩擦や衝撃は皆無に近いです。

実際に走ってみると、あのバックパックを背負って走った時のバッグが上下に揺さぶられる感じがありません。

少し重たい上着を着て走っているような感覚です。

アークテリクスもこのバッグをバックパックとしてではなく、ベストとして売りに出しています。

まだ購入したばかりですがこれから長く私のお気に入りになりそうです。

もうしばらくしたら使用感をレビューします。