栄光のエクソダス Break out to Glory

紆余曲折を経て二児のパパとなった三十代後半のサラリーマン父ブログ

富士ご来光 これから富士登山を計画する方へ 時間とお金に余裕があれば悪いことは言わないので山小屋泊にしましょう

世界遺産に認定され認知度が急上昇中の富士山。特にご来光は人気がありピーク中は山頂でご来光渋滞が発生する程。

唐突に行ってみたいと思い立った方も多いと思います。

しかし富士山はレジャー施設とは違い、時に牙をむきます。山ですから。それも日本一高い山です。無理な行程組むと高山病になりますし、適当な装備で行くと突然の雨風で体力を奪われます。真夏でも頂上は氷点下になる事もあります。

ご来光を見たいがために天候の悪化を無視し、強行→視界が悪くルートを外れて遭難、高山病と体温の低下のマルチコンボでで意識が薄れ、三途の川が見えてきた。とか洒落になりません。

しっかり情報収集してご来光に臨みましょう。

富士ご来光計画

まずは自分の状況を把握して適切なプランを立てましょう。

時期

富士山頂ご来光を希望の方は夏山期間に上りましょう。期間外は頂上までの登山道が閉鎖します。何より命に係わるリスクが伴うので避けましょう。夏以外の富士山は初心者向けではなく、真冬の富士山は世界最高峰のエベレストと同じ難易度と言われています。

夏以外の富士山が初心者向けでない主な理由

  • 山道が閉鎖する
  • 山小屋も閉まる
  • シャトルバスも少ない
  • 天候の変化
  • 強風
  • アイスバーン

夏山期間:7月10日から9月10日

夏山期間はマイカー規制がかかっており自家用車だと五合目まで行けません。

麓の駐車場(有料)でシャトルバス(有料)に乗り換えて五合目まで行きます。

マイカー規制が敷かれる理由は五合目に十分な駐車スペースが無いためと言われています。他にも排気ガスから自然を守るためなど理由があり、実際EVならOKというルートもあります。

シャトルバスが多い

夏山期間中は最寄り駅から5合目までのシャトルバスの本数が多く朝6時からから夜9時まで利用できます。期間外は朝9時から夕方5時位まで。これだけ終バスが遅ければ日帰り登頂も可能ですね。

http://bus.fujikyu.co.jp/rosen/detail/id/14

山小屋を利用できる

5合目からとはいえ登頂まで6時間要します。一度山小屋で休憩をとりご来光を待つ位の余裕があった方が富士登山を楽しめると思います。人気の富士吉田ルートにはたくさんの山小屋が利用でき、個室やWIFI完備なんてところもあります。

夏山期間が終わる9月からは徐々に山小屋も閉鎖します。富士山の冬入りは9月からです。9月下旬には雪が積もります。まだ9月だからと大丈夫だろうとご来光を見切り発射で計画して、山頂付近で吹雪に見舞われ、山小屋も閉まっいる。。後悔は後に立ちます。

冬の登頂難易度

1月の富士山は夏のエベレストと同じ難易度とも言われています。エベレストと比べ標高の低い富士山の難易度が高い要因は下記にあります。

アイスバーン

日中溶けた雪が夜凍りアイスバーンとなります。一度滑ったら三途の川まで止まらないでしょう。

強風

人間が吹き飛ばされるレベルの強風が突発的に吹き荒れます。アイスバーンと組み合わさると凶悪なのは言うまでもないでしょう。

氷点下

真夏でも山頂は氷点下になる事があります。ましてや真冬はー20度にもなり強風と相まって体感気温はそれ以下です。装備万全はスタートラインです。

雪崩れ

数々の困難に耐えても雪崩が起きたら最後です。飲まれると生還は絶望的です。

 

以上、初心者が夏山期間外でのご来光が困難なことが伝わったかと思います。

それでも登りたい場合は登頂は諦めて途中で降りてくるとか、1合目から5合目まで登るとかがいいかもしれません。

夏山期間中でもお勧めなのが平日か7月上旬です。まだ登山客も少なく富士山が楽しめるでしょう。お盆期間中が最悪です。山頂でご来光渋滞が勃発します。もう少しで頂上なのに1時間に数10メートルしか進まないなんてこともあり得ます。折角時間とお金をかけて挑戦ししたのに登頂前にご来光してしまったら残念ですよね。

混雑状況

https://www.fujiyama-navi.jp/entries/G5Moc

予算

予算には余裕を持ちましょう

ケチって無理なスケジュールを組んだ結果、事故を起こし三途の川の渡り賃を支払うなんてことになりかねません。運よく助かったとしても例えば民間救助ヘリを使用した場合47万円/時間かかるそうです。

なんて事が無いようにしっかり予算を組みましょう。下記はあくまで目安です。

主にかかる費用

装備

10万円

すでに持ってる方はいいですが1から揃えると10万円くらいかかります。ザック、登山靴、レインウェア、ヘッドライトは最低限揃えましょう。

軽視されがちなレインウェア。大変重要です。レインウェアは高価でも防水透湿性のもの(ゴアテックスなど)を買いましょう。

百均のカッパは防水ですが透湿性が無いため登山中に着用する汗蒸れを起こします。中が濡れるとカッパの意味無いですよね。

行動中は暑いですが一度止まると帰化冷却でみるみる体温が下がります。風邪をひくならまだいいですが、下手すると低体温症になりかねません。他の山でも使いまわせるし、デザインによっては街中でも使用できるかも。

山小屋

7千円前後

寝袋で雑魚寝の価格です。高くつきますが個室、WIFI完備、充電可など各山小屋によって特色があります。半畳分のスペースの中雑魚寝だと人によっては逆に精神、体力を消耗するでしょう。予算に余裕があるのであれが個室にした方が無難かもしれません。ちなみに個室は3万円前後です。

交通アクセス

公共機関の場合

バス代・電車賃6千円前後(新宿発と仮定)

新宿バスタより5合目直通便が出ています。片道2,700円。

 

引用元:富士五湖~新宿線(富士山五合目) - 富士急行バス

自家用車の場合

1万5,000円(新宿からと仮定)

高速料金が往復約1万円・駐車場代が1,000円・ガソリン代が約4千円

マイカー規制中はシャトルバス代が更にプラス2,200百円掛かります。ので2万円は見ておいた方がいいでしょう。3人はいないと割に合わないですね 

雑費

1万円

何があるか分かりません。多めに持っていきましょう。

トイレは有料です。両替機は無いので100円玉を10枚くらい持って行きましょう。

飲み物や食べ物も手に入りますがプレミアムプライスなので驚かないように。

記念品やお土産も欲しくなります。

ルート

登頂ルートは全4ルート

  • 吉田ルート
  • 富士宮ルート
  • 須走ルート
  • 御殿場ルート

初心者ご来光コースなら吉田ルートが◎。山小屋も豊富にあり周りにたくさん人がいる為何かと安心します。

夏山期間外は富士宮ルート以外閉鎖されるようなので注意しましょう。現在は頂上までの全4ルートが9月10日以降閉鎖。世界遺産登録の影響か2017年も12月に改定されたようです。

夏山期間(7月10日~9月10日)以外の万全な準備がなされていない登山者の登山が禁止されています。

その他にも下記内容が義務付けられています。

  • 登山計画書の作成と提出
  • 排泄物の持ち帰り

期間外は山小屋だけでなく公衆トイレも閉鎖します。ゴミも排便も持ち帰ってください。

http://www.fujisan-climb.jp/risk/guidelines.html

装備

ザック

なるべく軽くて体全体で背負えるものを。余分な機能性は入りませんシンプルで良いものを!

登山靴

防水でミッドカットが吉。軽くて通気性があれば申し分ないです。

ゲイター

下りは砂利が靴の中に入ってきます。ゲイターは雨以外にも砂利の侵入も防ぎます。

防水透湿アウター上下

必須アイテムです。Gore-TexやPolartec neoshell など防水透湿素材を選びましょう。雨も汗冷えも防げます。誇張表現では無く命に関わる装備です。

ヘッドライト

ご来光は基本暗闇登山です。両手を塞がないヘッドライトは必須です。

保温性の高いミッドレイヤー

ご来光待ちの数時間、ジッと待っているため冷えます。厚手のフリースかグースダウンを持っていきましょう。

肌着

遭難時のウールは生死を分けると言います。個人的にはメリノウール推奨ですが、吸湿速乾の化繊も可。コットンはNG。

結論

私は今週末(9/15)に登山の予定を立ててますが、考えた末、現在二択で迷ってます。

  1. 1合目から五合目まで富士登山
  2. 今回より他の山を登りけ腱を積み重ね、来年の7月にご来光に挑戦。

富士山まで片道四時間。折角時間を投資するのであればやはりご来光は見たい。今は我慢して来年に向けて準備をした方が賢明かもしれません。